ストーリー


物語は、賊王街の時代から30年以上さかのぼった大陸暦7176年、
世界の東部にあるガネリア地方で起こった
【第一次ガネリア動乱】と呼ばれた戦いが舞台となります。

ガネリア地方の盟主、ガーネリア帝国の皇子であるハーレムと、
のちに全世界を巻き込んだ大戦、【第一次魔人機大戦】を引き起こした男、
ゼッカー・フランツェンの二人の主人公の主観によって語られます。


史実はすでに決まっています。
第一次魔人機大戦は起きてしまい、全世界の人口の半数が死んでしまう。
そして、その戦いのさらに約30年後に起こった、アヴェロン戦争(賊王街)によって
人類は新たなるステージに立つのです。


宿命の螺旋にとらわれた【英雄】たちの哀しい戦いは、どうやってもとめられません。
しかし、歴史書に載るのは、たった一行の文言のみ。
そこで起こった本当の真実を知ることはできません。

真実を知るためには、多くの犠牲と痛みを受け入れねばなりません。
それでもあなたは、真実を知ることを欲しますか?


才能がありながらも、子供であったハーレム。
世の中に絶望し、ゆがんだ人生を送ってきたゼッカー。
両者は正反対の人生を送ってきました。

しかし、二人が交わる時、
子供は大人になり、悪魔と呼ばれた男も英雄となっていく。
まさに彼らの宿命が動き出す時代です。

二人の英雄と、宿命に翻弄されたヒロインたちの激動の人生が始まります。




作品は、ドラマチックなストーリーモードと、
MAPなどを使ったSLGモードで成り立っています。
仲間を集めながら、この戦いを生き抜きましょう。















ガネリア地方



世界の東部に存在する大地で、今回の戦いの舞台となる地方。

小国〜中規模の国家が点在する地域でもあり、
領土間の問題が多く、情勢は常に不安定である。

ただ、近年は比較的穏やかであり、大きな戦いは起こっていない。
この地方だけで、
約20の国が存在する。
その中で国際連盟に加盟しているのは、
ガーネリアを含む六カ国
(グラジナ連合は、四ヶ国で一国の扱いとする)と、
極めて国際的な影響力が乏しい印象を受ける。

発展途上国も多く、部族が治める国とは呼べない未開の地も含まれ、
経済状況は芳しくない。
資源不足も指摘されており、ガロッソ、メルビア、ボザンなどは、
水不足が深刻化している。


国際連盟加盟国のガーネリア、グラジナ連合、ゾッダ、リッピア、
シルヴァナ、ロアザーンは、比較的恵まれている。

北西には常任理事国のシェイクとの国境があり、
五年前にもペルルミが吸収され、シェイク領土となっている。
ペルルミ側が貧困のため、シェイクに合併案(吸収案)を持ちかけた経緯がある。

ガネリア地方の不安定化は、シェイクにも影響を与えるため、
状況が悪化しないように注視しつつも、領土拡大を狙っている。
しかし、シェイク側もあまり余裕はなく、自国の維持が最優先である。

地方の由来は、
かつての盟主であったとされるガーネリア帝国からとられている。






拡大図



○歴史

名前の由来の通り、大陸暦4000年程度までは、
ガーネリア帝国が支配していた大地である。
まだルシア帝国が存在しない時代で、経済の中心は東側であり、
ガーネリアもかなり優れた文明を持っていた。

しかしながら、様々な民族や宗教、文化を吸収したために、
次第に独立運動や紛争が起こり、5000年頃までには
現在とほぼ同じ状況
に追い込まれていた。

ガーネリア帝国も軍事行動によって、領土の奪還を目指すも、
台頭してきたシェイクによって妨害される。
多くの小競り合いを続けながらも決定打はなく、
徐々に国力も低下していく。
ガーネリアは中心に存在するが、昔ほどの力はない。

各国での対立も深まる一方だが、シェイクの侵攻を危惧しているため、
過去何度かあったシェイクの侵攻に対しては、ガネリア地方の国家が
協力してきた歴史がある。

ガーネリア帝国を中心としたガネリア地方の反シェイクの国家を、
便宜的に
ガネリア同盟と呼ぶ。


○気候、地形

全体的にやや乾燥しており、降雨量は少ない。
冬には雨も降るが、夏になるとより乾燥する。
特に夏場において、
水不足は深刻化する。
温暖な場所が多いが、地域によって寒暖の差が激しい。

山や森も多々あるが、林業などによって年々減少している。
また、一部では砂漠化も進んでおり、資源は枯渇しつつある。

海や川に面している領土は、比較的水は豊かである。


○経済

農業、畜産、水産など、国家の地形状況によって様々。
乾燥に強い植物の栽培、ワインの製造などが盛んである。
また、山脈を有する国においては、鉄鋼業も成長してきている。
MGの技術が発達するに従い、新たな鉱脈の発見にも力を入れている。






ガーネリア帝国




建国:大陸暦3420年

面積:約38万2500ku、

人口:約3800万人、騎士団:約20万人

主力魔人機:コンボイ
元首:ヘターレ・ベガ・ガーネリア 皇帝

筆頭騎士団長:ジーガン・ローゲンハイム MGハイテッシモ

政治体系:皇帝による完全専制君主制
大貴族による諮問機関として、騎士議会がある。



ガネリア地方のかつての盟主であり、軍事国家。
MGを積極的に取り入れており、自国でも開発・研究をしている。
そのため、数はかなり多く、MGに対する理解も深い。

階級社会であり、
皇帝を頂点とする専制政治である。
その下に貴族がおり、大貴族に指定されている騎士の家系が
大きな権力を持っている。

現在、筆頭貴族はローゲンハイムで、それにグランバッハ家が続く。
騎士が文官よりも幅をきかせているのは、軍事国家がゆえである。

また、文官の頂点は国務執政長官。
50による国務執政官がおり、様々な政策を立案、実行している。

約半分は痩せた平地ではあるが、山や森も多く、
なによりも
水が豊富な国である。
イルミナ【生命の楽園】から湧き出る水は、多くの恵みを与える。
ガーネリアは有償または、様々な政治的な道具として扱い、
各国に水を配給している。



イルミナ




ガロッソ、ボザンなどの隣国は、
その水なしでは生きてはいけない。
また、ガネリアすべてがもともと自国の領土だったこともあり、
ガロッソなど発展途上国の国債を多く保有し、
ODAや物資援助もしている。


経済は良好で、生活水準は高い。
かつては排他的であったが、現在は少しずつ意識が変わっており、
富裕層を中心に他国の文化も多く受け入れている。

軍事力は、
ガネリア地方で最強である。
超大型艦ガーマックスを旗艦とし、巡洋艦50隻、駆逐艦150、
戦車2000台以上、MG100機以上、などなど多くの戦力を持つ。
(この時代の主力は戦艦。徐々にMGが台頭してきている)

シェイクであろうとも、たやすく戦は起こせない状況である。
また、重装甲兵の弱点をカバーするための機動装甲兵や、
ブラッドマリー率いる銃砲撃隊などが存在する。


前王ヴァランが大々的に戦力補強をしたために、
周辺各国はガーネリアの動向を注視している。
しかし、それに反するように、ヘターレの代になってからは
大規模な
軍縮が行われ、対話を重視している。



グラドジェネシスのフレームのように、地層からは古代の遺物が多く発見され、
様々な地層、ダンジョンが存在するため、冒険家やハンターなどが
よく訪れる土地でもある。





ガロッソ王国




建国:大陸暦4718年前後

面積:約4万1300ku、

人口:約720万人、騎士団:約1万人

主力魔人機:ロックペック

元首:コンゴーン・ガロッソ

筆頭騎士団長:コンゴーン・ガロッソ MGマイゴーン

政治体系:国王統治による君主制


完全福祉社会をかかげる王国。
ガーネリアの階級制度に異議を唱える者や、
最下層の住民が独立を果たして生まれた国であため、
その信条は、なにより平等であることである。

便宜的に国王がいるが、王族は極めて貧しく、市民と大差ない生活をしている。
王家の家系は、かつてのガーネリア王を租としているため、
ガーネリアと系譜を同じくする

また、非常に水に乏しい国であり、夏場には死者も出る。
よって、ガーネリアのイルミナがなくては生きてはいけない。
かなり深い地層に水はあると思われるが、発掘にまわす金がない。

だが、貧しいがゆえに、国民の気質はとても穏やかで温厚、協力的である。
互いが助けあっていなければ、生き残っていかない現状が、
彼らの国民性を保っている。

経済状態が困窮しているにもかかわらず、犯罪件数は異様に低く、
刑法、罰則などの法体系が確立されていないことも重要な点である。
この国は、国民の「人のよさ」だけによって成立している。



国土は、ほぼ乾燥地帯。




彼らの国債の80%は、ガーネリアが買っている。
ガネリア地方の基軸通貨である【ガーネル通貨】と
ガロッソ国内でのみ流通する【ガロッソ通貨】が存在する。









※この作品は、「賊王街」、「十二英雄伝」等と同じ世界のお話です。